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『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』 著:大槻 ケンヂ
¥500
大槻ケンヂさんの著書『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』です。 新書版です。 [目次] 第1章 「サブカル」になりたいくんへ ・好きなことだけやって生きていく ・「サブカルチャー」じゃなくて「サブカル」 ・アングラ+笑い=サブカル ・サブカルで食うために 第2章 自分学校でサブカルを学ぶ ・身体が弱くてアングラに出会う ・机SNS ・バンドって方法もあるんじゃない? ・机SNSからライブハウスSNSへ ・自分学校で自習をすべし ・「質より量」で映画を観まくる ・男子が少女漫画を ・サブルなくんたちへのオススメ小説 ・逆境をチャンスに変えるライブ ・プロのお客さんにはなるな ・自分を観て欲しかったらまずバカになれ ・仲間と出会いたい・つながりたい ・『パックインミュージック』と『ビックリハウス』 第3章 インディーズブーム~メジャーデビュー ・インディーズブーム ・モラトリアムばかりの専門学校 ・バイトもできない、何もできない ・メジャーデビュー ・親問題を攻略せよ ・いきなり『オールナイトニッポン』第1部に抜擢 ・大失敗こそが後のチャンスにつながる 第4章 「人気」というもの ・「人気が出る」ということ ・「自分」っていうのが分からなくなってしまう ・人間とは根本的には悪であると思えばラク ・自分検索はしちゃダメ! 第5章 サブカル仕事四方山話 ・人生社会科見学主義 ・油揚げ一枚で世界を変えろ ・軽い気持ちでテレビに近づくな ・映画の現場はフィジカルだ ・現場はカオスだ ・原作者という旅からの映画現場 ・右も左も分からないまま書きはじめた小説 ・小説を書くためにラブコメ映画を観る ・小説の第一歩は散文詩から発想 ・つじつまは最後に合わせればいい ・エッセイは視点に注目 ・外に出て面白ネタをゲットしよう ・オーケン流作詞テクニック ・相手のニーズを受け入れるゲーム ・本当に表現したいものがあるのか!? 第6章 サブカル経済事情 ・事務所との契約はよく選べ ・所属事務所がつぶれる時 ・できれば事務所との契約内容は月給制+歩合に ・サブカルな人の収入あれこれ 第7章 人気が停滞した時は ・人気が下がるということ ・陰性なものに目を向けるな ・掟ポルシェをポルシェに乗せて ・手作りのロックシーン ・3つ目の事務所も倒産 第8章 筋少復活!それから ・フジロックとロック・イン・ジャパン・フェス ・アニソンには「サブカルチャー」があった ・オーケン流ライブテクニック ・お客さんは敵じゃない ・ライブ中の視線移動テクニック ・しゃべりかけてくるお客さんは基本スルー ・MCで言うことなんてある程度決まっている ・もしも心が折れてしまったら ・ドン滑ったとしても伝説になる可能性がある 第9章 それでもサブカルで食っていきたい ・「自由」ということの不自由さ ・「できない」ことをチャンスに ・モチベを維持せよ ・「やめ時」は3回まで。でも・・・ ・悔いあらためて遊んで生きちゃう 巻末特別対談 オーケン✕ライムスター宇多丸 ・カギは月15万円 ・親に寄生することを恥ずかしく思うな? ・「タルコフスキー眠いよ!」と言い出したのがサブカル ・自分の好きなジャンルを底上げしたい ・イケメンがサブカル業界に近づいてきている! ・「何かを好き」っていうのは一番重要 ・大事なのはオナニーと自習 ・俺たちウザイ ・結局、サブカルで食うためには ミュージシャン兼作家の大槻ケンヂさんによる人生一発逆転ハウツー本!・・・ではなく、「就職せずに好きなことだけやって人生半分以上生きてきた身」とおっしゃる大槻さんが、いわゆる普通の仕事、背広とネクタイ姿でするような仕事はちょっとできそうにない・・・とぼんやり思っている人たちに向けてひとつのモデルケースを提示してみようと思って書かれたというサブカル指南本です。 オーケンさんの体験談がたくさん盛り込まれているのでおそらくバンドブーム世代のかたには懐かしさこみ上げるだろう記述もたくさんあり、ページの下部には主要ワードの注釈もあるので、もともとサブカル好きなかたも、今更だけどサブカルって何?と思っているかたも楽しめる1冊だと思います。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】白夜書房 【発行年】2012年 [この商品は、2012年8月 第4刷発行のものです] 【サイズ】B40判 【ページ数】223p 【高さ】18cm 【NDC分類】767.8 ◆◇◆状 態◆◇◆ カバーの裏表紙側最上部に少し折れがあります。 (画像 12枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。
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『夜を乗り越える』 著:又吉 直樹
¥400
芸人・作家の又吉直樹さんのエッセイ集『夜を乗り越える』です。 新書版です。 [目次] はしがき 第1章 文学との出会い ・父の言葉が人生を決めた ・本当はこんな人間ではない ・求められる暴力 ・家族 ・勉強ができなかった ・『トロッコ』 文学に出会う ・『人間失格』 「お前に飽きた」 ・本は生活に直接反映される ・笑いが一番早かった 第2章 創作について 『火花』まで ・二十五歳で死ぬと思っていた ・本を読む。ネタを書く。散歩する。 ・十八歳で初めて書いた小説 ・初めて活字になった原稿 ・線香花火からピースへ ・芝居の脚本を書く ・初めての本『カキフライが無いなら来なかった』 ・著者と読者を繋ぐ『第2図書係補佐』 ・三十二歳までに書きたかった『東京百景』 ・小説もお笑いも一緒 ・自分だけが信じている言葉『鈴虫炒飯』 ・作ることでおもしろさがわかった俳句『芸人と俳人』 ・『火花』執筆の経緯 ・ど真ん中いくものを書きたい ・『火花』を書いた動機 ・事件にはならなかった 第3章 なぜ本を読むのか 本の魅力 ・感覚の確認と発見 ・小説の役割のひとつ ・本はまた戻ればいい ・本をどう読むか ・答えがないことを学べる ・なぜ純文学が必要か ・本に無駄な文章はない ・頭の中の複雑さを再現する文体 ・小説とエッセイ ・今の自分が一番おもしろく読める 第4章 僕と太宰治 ・なぜ太宰治か ・嘘だけど真実 ・真剣で滑稽 ・今の時代に届く表現 ・優しさと想像力 ・『斜陽』と『人間失格』 ・何もないことが武器 第5章 なぜ近代文学を読むのか 答えは自分の中にしかない ・芥川龍之介 初めて全作品を読んだ作家 ・『戯作三昧』 自分を外に連れ出す瞬間 ・夏目漱石『それから』 美意識とリアリティ ・谷崎潤一郎『痴人の愛』 文学にもボケがある ・三島由紀夫と太宰治 ・織田作之助『夫婦善哉』 描写で語る小説の力 ・上林暁『星を撒いた街』 底辺から世界を見る ・本の中に答えはない 第6章 なぜ現代文学を読むのか 夜を乗り越える ・遠藤周作『沈黙』 疑問に正面から答えてくれた ・古井由吉『杳子』 思考を体現する言葉の連鎖 ・『山躁賦』 創作は声を拾うこと ・町田康『告白』 全部入っている小説 ・西加奈子『サラバ!』 自分の人生を信じる ・『炎上する君』 井の中の蛙で居続ける ・中村文則『充』 もうひとつの目を開く ・『何もかも憂鬱な夜に』 夜を乗り越える あとがき 又吉直樹さんの、新書としては初のエッセイ集です。 少年期のことから、自著に込めた想い、本を読む理由、小説や読書の魅力、文学作品を通しての人間考察など、いかにして本とともにさまざまな夜を乗り越えてきたかが丁寧に綴られています。 楽しい時はもちろん つまらない時でも そっと測っていたよ 自分と世間との微妙な距離を これ、私が大好きなフラワーカンパニーズの『靴下』という曲の歌い出しなのですが、この曲を初めて聴いたその瞬間「なんこれ、私やん」と思いました。 ありませんか、そんな曲。 そして、又吉さんの言葉に触れると、いつもなんとなくこの曲が浮かんでくるのです。 又吉さんが世間と微妙な距離を測っているかどうかはわかりませんし、もちろん私と又吉さんが似ていると言っているわけでもなくて、でもこの曲が浮かぶのはたぶん『靴下』と又吉さんの佇まいが似てる、と感じるからだと思います。などと勝手に思っているわけですが、この本の冒頭の「父の言葉が人生を決めた」を読み、あながち間違ってないのでは、とまた勝手に思いを強めた次第です。 『夜を乗り越える』、この本にこの上なくぴったりなタイトルだと思います。 乗り越えれんてー、やばいてー、と日頃思いがちなかたに、どうか届いてほしいです。 蛇足の駄文ついでにまたどうでもいいことを書きますが、以前勤めていた会社の忘年会での話なんですけれど、当時又吉さんの『火花』がなにかと話題になっている頃で、上司が「この中で『火花』読んだ人~?」と訊いたんです。で、手を挙げたのが社内で浮いていた私だけで、さわーーと妙な空気になり、「・・・へぇ~」という薄い反応だけで会話が即終了したことがありました。たぶんほかの人物が手を挙げていればきっとあの会話ももっと盛り上がっていたことでしょう。そんなことを未だに思い出す夜があります。 ありませんか、そんな夜。 文学があって、本当によかった。 【発行】小学館 【発行年】2016年 [この商品は、2016年6月 第2刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】270p 【高さ】18cm 【NDC分類】914.6 ◆◇◆状 態◆◇◆ 特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『しあわせる力 禅的幸福論』 著:玄侑 宗久
¥250
玄侑宗久さんの著書『しあわせる力 禅的幸福論』です。 新書版です。 [目次] はじめに 第一章 日本人本来のしあわせ観とは ・「しあわせ」はいつから「幸福」になったのか ・機心の発生 ・和語としての「しあわせ」の意味 ・人間関係力がしあわせを作る ・横並びの「基本ソフト」 ・日本の宗教改革者、法然 ・民衆化した仏教と、神仏習合 ・逞しい戦国武将たちの仏教利用法 ・日本人のDNAに刻まれた"いいとこ取り"精神 第二章 システム化によって失われゆく日本人らしさ ・シルバーシートが奪ったもの ・システム化するということは心が死ぬこと ・ラオスの会議にはレジュメがない ・外国からの直輸入システムの問題 ・スタンダードのなかった日本 ・恐るべき均一化の波 第三章 なぜ日本人はしあわせと思えないのか ・「私」を結びすぎた「個性」 ・「私」ができる、「汚い」も生まれる ・記憶も概念つきで結んでしまうもの ・目標を立てることは未来を結ぶこと ・インフォームド・コンセントという名の「呪い」 ・「予定病」を治し、無聊を楽しむ ・結んでほどく、神と仏 ・むすんでひらいて ・『君が代』と「こんにちは」 第四章 禅が考えるしあわせ ・仏教が開発した「私」をほどくための方法 ・言葉で説明しない東洋の宗教 ・因果で考えるとしあわせは遠のく ・記憶という人間の業 ・時間と自己の発生 ・「私」という物語 ・予断に結ばれた「私」 ・時間のないところに「私」はいない ・鏡の功徳 ・「仏祖乞命」。仏も命乞いするほどの心の活発さ ・結んでひらく「自由」 ・「無縁の慈悲」と「無心」が日本人の心根 ・三昧になって遊ぶ ・無心になれないなら、人のいいところを探す ・西洋にも出てきた相対論 第五章 息苦しいいまを生きるために ・七癖が転じた七福神 ・七福神という集団がしあわせを作る ・しあわせは自分を信じることから ・矛盾があったほうが心は活発になる ・純潔より混血 ・「結び」がほどけなくなって自殺する人々 ・再び『むすんでひらいて』のこと ・素晴らしい「結び」も・・・・・・ おひらき 小説家で臨済宗の僧侶でもある玄侑宗久さんが考える、禅の教えをもとにした幸福論です。 「しあわせ」というものについて、和語として「しあわせ」という言葉が使われはじめた成り立ちを基に紐解いたり、西洋的なしあわせの概念との違いを比べてみたり、仏教や神道が日本に根付いていった歴史から幸福観を考えたてみたり、子どもたちが歌う童謡『むすんでひらいて』を聴いているうちにふと感じたことなど、玄侑さんの僧侶としての知識や経験、時にひらめきをまじえながら、現代社会で生きる人たちが抱えがちな息苦しさの原因と、そこから脱却するための手がかりを探っています。 書籍化にあたり大幅に加筆されているようですが、もともとは玄侑さんが行った講話がもとになっているそうで、専門的な難しいお話というよりは、お坊さんが一般の人にもわかりやすく工夫して語り聞かせてくれているような、親しみやすい内容になっています。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】角川SSコミュニケーションズ 【発行年】2010年 [この商品は、2010年8月 第3刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】194p 【高さ】18cm 【NDC分類】188.84 ◆◇◆状 態◆◇◆ 天にシミが少しあります。 (画像 11枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。
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『孤独の価値』 著:森 博嗣
¥300
小説家・森博嗣さんの著書『孤独の価値』です。 新書版です。 [目次] まえがき ・隠遁か孤独か ・世捨て人かも ・自分の思いどおりに ・孤独は酷いものなのか ・孤独って何だろう? 第1章 何故孤独は寂しいのか ・孤独とは何か ・孤独を感じる条件 ・何故寂しいと感じるのか ・寂しさの条件 ・失われたものは何か ・何故、そこまで悪く考えるのか ・自分を認めてほしい ・良い子になろうとする反動 ・孤独を作るのは自分 ・苛めの基本は仲間意識 ・自分を認めてもらう手段 ・良い子にもいろいろある ・酒飲みの孤独 ・虚構喪失の孤独 第2章 何故寂しいといけないのか ・寂しさという感覚 ・孤独を怖れる理由 ・寂しさの価値 ・植えつけられた不安 ・ステレオタイプの虚構 ・楽しさのための準備 ・サインカーブで考えてみる ・感情に影響するのは変化率 ・基本にあるのは生と死 ・自分を自由にするのためには ・考えないことが寂しい ・虚構が作る強迫観念 ・子供向けの無責任な綺麗事 ・若者向けの綺麗事も同じ ・感動が売り物になった時代 第3章 人間には孤独が必要である ・個人でも生きやすくなった ・僕はほとんど人に会わない ・個人主義に対する拒否反応 ・個人主義は平和の上にある ・マイナでも生きていける社会 ・ハングリィ精神 ・恐孤独派か、愛孤独派か ・一人の発想からすべてが生まれる ・孤独が生産するもの ・学校という集団 ・学校って本当に楽しいか? ・明るい家庭という幻想 ・ブランコを漕ごう ・愛情の中にこそ孤独がある ・孤独を美に変換する方法 ・孤独を目指すダイエットを 第4章 孤独から生まれる美意識 ・人間の仕事の変化 ・わびさびの文化 ・美を見つける意識 ・成熟と洗練から生まれる美 ・肉体から精神へ ・集いつながることの虚 ・孤独の価値、苦悩の価値 第5章 孤独を受け入れる方法 ・詩を作ってみよう ・逃げ道を探す ・孤独は贅沢? ・研究してみよう ・無駄なことをしよう ・人間だけが到達する境地 ・孤独とは自由の獲得である ・絆に縛られた現代人 ・無意識に孤独を求めている ・自由を思い描こう あとがき ・豊かさの中で ・みんながゆっくり大人になる ・人間が多すぎる ・良質な孤独 ・孤独の試行 ・孤独だと優しくなれる ・最後に・・・ 小説家、そして工学博士でもある森博嗣さんが孤独について掘り下げた1冊です 理系・森先生が分析する孤独、サインカーブのお話なんか独特でためになりました。 偉い人たちから市井の人たちまで、いったいこれまでどれくらいの人が孤独について考察してきたのかと想像すると、そりゃあもうすごい数や時間だろうと思います。 なのに、まだまだあらゆる方向から掘り下げられる余地がありそうなのですごいです。人それぞれだからでしょうね。ってこれ言っちゃうと話終わっちゃいますが。 自分の話をすれば、結構孤独を抱えてきた方だと思うので、実感としてやっぱりつらいなぁと感じる場面も少なくなく、なので、孤独ってやつをやたら賛美したり持ち上げたりする気にはなれませんが、かといってそれらを払拭すべく自ら力強く動くという気にもなれず・・・要するに孤独との付き合い方が中途半端ってことなんでしょうけれど、そういう矛盾人間にも本とか物語というのはだいたいいつもやさしいな、とは思っています。 孤独ちゃん、あんた深いし手強いね。 これからもよろしく。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】幻冬舎 【発行年】2014年 [この商品は、2014年11月 第1刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】182p 【高さ】18cm 【NDC分類】914.6 ◆◇◆状 態◆◇◆ 帯のカドにスレがあります。 (画像 8枚目をご参照ください) 本体は特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。