NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ+KTC中央出版編『柄本明「絶望」の授業』です。
単行本(ハードカバー)です。
[目次]
序 柄本明の授業前
・柄本明プロフィール
・授業前インタビュー
1.芝居入門
・「見る」「見られる」関係の自分
・芝居って何?
・芝居のテーマについて
2.芝居づくり
・「絶望」の街頭取材
・「絶望」の家族取材
・取材「絶望」の発表
・シナリオづくり
・二日目授業後インタビュー
3.「絶望」の芝居・発表
・子どもたちの芝居
・子どもたちの感想
・授業後インタビュー
NHKで放送された番組『課外授業 ようこそ先輩』の別冊書籍です。
『課外授業ようこそ先輩』は、いろいろなジャンルで活躍する著名人が母校を訪問し、自身のこれまでの経験を語ったり子どもたちにも実際に体験してもらうなどの課外授業を行い交流を深めるという番組で、1998年から2016年まで長く放送された人気番組でした。
俳優・柄本明さんが子どもたちに行った授業のテーマは、「絶望」。
母校である東京都杉並区立八成小学校の6年生32人ととも「絶望」をテーマにしたお芝居をつくり発表する、という5日間の授業です。
「ロミオとジュリエット」「ゴドーを待ちながら」「かもめ」といった有名戯曲についてレクチャーを受けたり意見を交わしたり、家族やまわりの人たちに「絶望」について取材したり。そんな体験を通して感じたことや考えたことをもとに子どもたち自身がシナリオをつくり、演じます。難しいテーマに取り組む子どもたちと、迷いながらも子どもたちを見守り導いていく柄本さん。番組で放送されたその様子がまとめられた1冊で、柄本明さんが俳優になるまでのお話や経歴などもわかる内容となっています。
教育現場でなかなか攻めたお題目、と一瞬思ったものの、学生時代に絶望がなかったかといえば全然そんなことはなく、そう考えると結構親和性の高いテーマかもしれません。
もし小学6年生くらいの子どもさんにまっすぐ目を見つめられながら「絶望とは」と尋ねられたらなんて答えるんだろう私は。
【発行】KTC中央出版
【発行年】2003年
[この商品は、2003年10月26日 初版第1刷発行のものです]
【サイズ】B6判
【ページ数】205p
【高さ】20cm
【分類】770
◆◇◆状 態◆◇◆
本体には特に目立つキズ等はありません。
帯に1ヶ所シワ、経年によるヤケがあります。
(画像 11枚目をご参照ください)
古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。