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『あたらしい教科書・12 北欧』 発行:プチグラパブリッシング
¥650
プチグラパブリッシングの教科書シリーズ第12弾『北欧』です。 単行本(ソフトカバー)です。 [目次] イントロダクション 地図 第1章 北欧とは ・デンマーク ・スウェーデン ・ノルウェー ・フィンランド ・アイスランド ・ヴァイキング ・北欧神話とトロール ・オーロラと白夜 ・コラム1 盛り上がる!フィンランドの祭たち 第2章 政治と経済 ・社会民主党 ・地方分権 ・公的セクター ・税金と保障 ・中立外交 ・移民資源と技術 ・オンブズマン制度と情報公開 ・コラム2 北欧生まれの発明品 第3章 福祉 ・ゆりかごから墓場まで ・サービスハウス ・医療 ・ノーマライゼーション ・子ども ・女性の社会進出 ・高福祉による影響 ・コラム3 北欧おふくろの味 第4章 教育 ・フィンランドの教育理念 ・教育制度 ・教科書 ・語学教育 ・教師 ・生涯学習 ・コラム4 北欧のファッションシーン 第5章 環境 ・自然享受権 ・環境教育 ・物を買う ・ゴミの出し方とコンポスト ・水 ・エネルギー ・環境保全の都市計画 ・サステナブルデザイン ・コラム5:アイスランドの秘密? 第6章 文化 ・食べ物 ・飲み物 ・絵本と児童文学 ・映画 ・スポーツ ・音楽 ・伝統工芸 ・キッチン用品 ・テキスタイルと照明 ブックガイド 参考文献 デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの5ヵ国からなる北欧について、近年ではすぐれたデザインや技術、充実した福祉・教育制度、美しい自然などの印象から豊かな国というイメージがありますが、実は20世紀初頭まで暗く貧しい時代が続いていた歴史があるのだそうです。 ヨーロッパの中でも辺境の小国で、厳しい自然環境と資源の乏しさからくる貧困により教育レベルは低く、衛生観念も未熟で餓死者が出た地域もあり、数百万もの人々が働き口を求めてアメリカやヨーロッパ諸国へ移り住んだり、フィンランドのように他国の領土となり自国のアイデンティティを何度も揺さぶられた国もあったり・・・。 そういった知られざる歴史に加え、各国の特徴、政治・経済、福祉、教育、文化など、さまざまな面から北欧について知ることができる内容になっています。 2007年に発行されたものなので情報的に少し古い点もあるかと思いますが、基本的なことを知るには適している1冊だと思います。 ちょっと凝った作りになっている装丁も素敵です。 民間の生命保険は実質不要、医療・教育費は無料、将来に備えた個人貯蓄の必要性もなし、高税率で可処分所得が低くても十分に生活ができるし、もしできなくても逆にサービスが受けられる・・・税金は高いけど国民からの不満は少ない、というのも納得です。 「納めた税金がちゃんと自分に戻ってくる」ということが生活のなかで自然に認識できるので、受けられる保証はしっかり使うし、国民の政治への関心も高くて、不正や異議があればすぐに国民の目が光る仕組みにもなっているのだそうです。 どの国にも、そしてどこに住んだとしても、人ひとりの人生、禍福はもちろんそれぞれにあるでしょうし、となりの芝生は青いってやつなのかもしれませんが、ちょっとうらやましく感じる部分も多いです。 【発行】プチグラパブリッシング 【発行年】2007年 [この商品は、2007年5月24日 初版発行のものです] 【サイズ】A5判 【ページ数】139p 【高さ】20cm 【NDC分類】302.389 ◆◇◆状 態◆◇◆ 裏表紙にスレがあります。 帯に湿気によると思われるシミがあります。 (画像 19、20枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。
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『フィンランド 森と街に出会う旅』 著:鈴木 緑
¥700
デザインジャーナリスト兼カメラマン・鈴木緑さんの著書『フィンランド 森と街に出会う旅』です。 単行本(ソフトカバー)です。 [目次] 地図 まえがき 1章 フィンランドはこんな国 ・あなたはフィンランド系?スウェーデン系? ・首都ヘルシンキ ・フィンランド・ウォッチング サービス/電話事情/フィンランドの女性 トイレ事情/ちょっと気になること ・フィンランドのデザイン イッタラ/マリメッコ ・世界一の教育水準 2章 フィンランドの四季、名所、名物 ・森と湖 ・春・・・氷が解けてすずらんが咲くまで ・夏・・・快適な別荘ライフ ・秋・・・紅葉と黄葉、きのこ狩り ・冬・・・ラップランドのオーロラツアー ・サンタクロースとクリスマス ・砕氷船サンボ号 ・ムーミンとトーベ・ヤンソン ・ヘルシンキの宿 ・フィンランド名物 ノルディック・ウォーキング カレリアン・パイ トゥルク・マスタード コスケンコルヴァ・ヴィーナ ミルク ソーセージ にょろにょろのマッサージャー サルミアッキ ライ麦パン ゲイシャ・チョコレート キシリトール・ガム アルテック デザイン・フォーラム・フィンランド 3章 フィンランドの人々 ハッリ・コスキネン(デザイナー) イルッカ・スッパネン(デザイナー) カリ・コークマン(デザインプロデューサー) カリーナ・ベルコネン(観光局マネージャー) マルユッカ・マーケラ(デザイナー) ラウラ・サルヴィリンナ(デザインマネージャー) ミッコ・パーッカネン(デザイナー) ナオト・ニイドメ(デザイナー) パイヴィ・ヤントネン(コミュニケーション&PR) パオラ・スホネン(デザイナー) サリ・アントネン(デザイナー) タイナ・グリョンクヴィスト(イッタラ広報) キルスティ・カルフマキ(ホームメイドジャム店) ハッリ・ナイマン(魚屋) トゥーラ・パーラネン(チーズ店) レーナ・クオスマネン(教師) あとがき フィンランドを何度も訪れその魅力にとりつかれたという鈴木緑さんが、森や湖やオーロラなどの豊かな自然、サンタクロース、ムーミン、高い教育水準、洗練されたデザインや名物など、フィンランドの魅力をさまざまな角度から丁寧に紹介した1冊です。 美しい写真もたくさん掲載されています。 すでにフィンランドの印象として広く知られている情報も多いですが、それらに加えてこちらの本では、実際にフィンランドに暮らすデザイナーさんからお魚屋さんまでいろいろなかたに『13の質問』として「フィンランドの好きなところは?」「嫌いなところは?」「好きな都市は?」「フィンランド人を表現するのに最適な言葉は?」などアンケート形式で話をうかがっているページもあり、とてもユニークだなと思いました。 私は海外に行くことにほぼほぼ興味がない人間なのですが、ムーミン谷の物語と映画『かもめ食堂』が大好きなのでいつか行ってみたいなぁとぼんやりと思っている唯一の国がこのフィンランドだったりします。 【発行】東京書籍 【発行年】2006年 [この商品は、2006年10月19日 第1刷発行のものです] 【サイズ】A5判 【ページ数】167p 【高さ】21cm 【NDC分類】293.892 ◆◇◆状 態◆◇◆ カバーの裏表紙上部に少しだけ折れがあります。 (画像 15枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。