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『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』 著:大槻 ケンヂ
¥500
大槻ケンヂさんの著書『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』です。 新書版です。 [目次] 第1章 「サブカル」になりたいくんへ ・好きなことだけやって生きていく ・「サブカルチャー」じゃなくて「サブカル」 ・アングラ+笑い=サブカル ・サブカルで食うために 第2章 自分学校でサブカルを学ぶ ・身体が弱くてアングラに出会う ・机SNS ・バンドって方法もあるんじゃない? ・机SNSからライブハウスSNSへ ・自分学校で自習をすべし ・「質より量」で映画を観まくる ・男子が少女漫画を ・サブルなくんたちへのオススメ小説 ・逆境をチャンスに変えるライブ ・プロのお客さんにはなるな ・自分を観て欲しかったらまずバカになれ ・仲間と出会いたい・つながりたい ・『パックインミュージック』と『ビックリハウス』 第3章 インディーズブーム~メジャーデビュー ・インディーズブーム ・モラトリアムばかりの専門学校 ・バイトもできない、何もできない ・メジャーデビュー ・親問題を攻略せよ ・いきなり『オールナイトニッポン』第1部に抜擢 ・大失敗こそが後のチャンスにつながる 第4章 「人気」というもの ・「人気が出る」ということ ・「自分」っていうのが分からなくなってしまう ・人間とは根本的には悪であると思えばラク ・自分検索はしちゃダメ! 第5章 サブカル仕事四方山話 ・人生社会科見学主義 ・油揚げ一枚で世界を変えろ ・軽い気持ちでテレビに近づくな ・映画の現場はフィジカルだ ・現場はカオスだ ・原作者という旅からの映画現場 ・右も左も分からないまま書きはじめた小説 ・小説を書くためにラブコメ映画を観る ・小説の第一歩は散文詩から発想 ・つじつまは最後に合わせればいい ・エッセイは視点に注目 ・外に出て面白ネタをゲットしよう ・オーケン流作詞テクニック ・相手のニーズを受け入れるゲーム ・本当に表現したいものがあるのか!? 第6章 サブカル経済事情 ・事務所との契約はよく選べ ・所属事務所がつぶれる時 ・できれば事務所との契約内容は月給制+歩合に ・サブカルな人の収入あれこれ 第7章 人気が停滞した時は ・人気が下がるということ ・陰性なものに目を向けるな ・掟ポルシェをポルシェに乗せて ・手作りのロックシーン ・3つ目の事務所も倒産 第8章 筋少復活!それから ・フジロックとロック・イン・ジャパン・フェス ・アニソンには「サブカルチャー」があった ・オーケン流ライブテクニック ・お客さんは敵じゃない ・ライブ中の視線移動テクニック ・しゃべりかけてくるお客さんは基本スルー ・MCで言うことなんてある程度決まっている ・もしも心が折れてしまったら ・ドン滑ったとしても伝説になる可能性がある 第9章 それでもサブカルで食っていきたい ・「自由」ということの不自由さ ・「できない」ことをチャンスに ・モチベを維持せよ ・「やめ時」は3回まで。でも・・・ ・悔いあらためて遊んで生きちゃう 巻末特別対談 オーケン✕ライムスター宇多丸 ・カギは月15万円 ・親に寄生することを恥ずかしく思うな? ・「タルコフスキー眠いよ!」と言い出したのがサブカル ・自分の好きなジャンルを底上げしたい ・イケメンがサブカル業界に近づいてきている! ・「何かを好き」っていうのは一番重要 ・大事なのはオナニーと自習 ・俺たちウザイ ・結局、サブカルで食うためには ミュージシャン兼作家の大槻ケンヂさんによる人生一発逆転ハウツー本!・・・ではなく、「就職せずに好きなことだけやって人生半分以上生きてきた身」とおっしゃる大槻さんが、いわゆる普通の仕事、背広とネクタイ姿でするような仕事はちょっとできそうにない・・・とぼんやり思っている人たちに向けてひとつのモデルケースを提示してみようと思って書かれたというサブカル指南本です。 オーケンさんの体験談がたくさん盛り込まれているのでおそらくバンドブーム世代のかたには懐かしさこみ上げるだろう記述もたくさんあり、ページの下部には主要ワードの注釈もあるので、もともとサブカル好きなかたも、今更だけどサブカルって何?と思っているかたも楽しめる1冊だと思います。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】白夜書房 【発行年】2012年 [この商品は、2012年8月 第4刷発行のものです] 【サイズ】B40判 【ページ数】223p 【高さ】18cm 【NDC分類】767.8 ◆◇◆状 態◆◇◆ カバーの裏表紙側最上部に少し折れがあります。 (画像 12枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。
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『夜を乗り越える』 著:又吉 直樹
¥400
芸人・作家の又吉直樹さんのエッセイ集『夜を乗り越える』です。 新書版です。 [目次] はしがき 第1章 文学との出会い ・父の言葉が人生を決めた ・本当はこんな人間ではない ・求められる暴力 ・家族 ・勉強ができなかった ・『トロッコ』 文学に出会う ・『人間失格』 「お前に飽きた」 ・本は生活に直接反映される ・笑いが一番早かった 第2章 創作について 『火花』まで ・二十五歳で死ぬと思っていた ・本を読む。ネタを書く。散歩する。 ・十八歳で初めて書いた小説 ・初めて活字になった原稿 ・線香花火からピースへ ・芝居の脚本を書く ・初めての本『カキフライが無いなら来なかった』 ・著者と読者を繋ぐ『第2図書係補佐』 ・三十二歳までに書きたかった『東京百景』 ・小説もお笑いも一緒 ・自分だけが信じている言葉『鈴虫炒飯』 ・作ることでおもしろさがわかった俳句『芸人と俳人』 ・『火花』執筆の経緯 ・ど真ん中いくものを書きたい ・『火花』を書いた動機 ・事件にはならなかった 第3章 なぜ本を読むのか 本の魅力 ・感覚の確認と発見 ・小説の役割のひとつ ・本はまた戻ればいい ・本をどう読むか ・答えがないことを学べる ・なぜ純文学が必要か ・本に無駄な文章はない ・頭の中の複雑さを再現する文体 ・小説とエッセイ ・今の自分が一番おもしろく読める 第4章 僕と太宰治 ・なぜ太宰治か ・嘘だけど真実 ・真剣で滑稽 ・今の時代に届く表現 ・優しさと想像力 ・『斜陽』と『人間失格』 ・何もないことが武器 第5章 なぜ近代文学を読むのか 答えは自分の中にしかない ・芥川龍之介 初めて全作品を読んだ作家 ・『戯作三昧』 自分を外に連れ出す瞬間 ・夏目漱石『それから』 美意識とリアリティ ・谷崎潤一郎『痴人の愛』 文学にもボケがある ・三島由紀夫と太宰治 ・織田作之助『夫婦善哉』 描写で語る小説の力 ・上林暁『星を撒いた街』 底辺から世界を見る ・本の中に答えはない 第6章 なぜ現代文学を読むのか 夜を乗り越える ・遠藤周作『沈黙』 疑問に正面から答えてくれた ・古井由吉『杳子』 思考を体現する言葉の連鎖 ・『山躁賦』 創作は声を拾うこと ・町田康『告白』 全部入っている小説 ・西加奈子『サラバ!』 自分の人生を信じる ・『炎上する君』 井の中の蛙で居続ける ・中村文則『充』 もうひとつの目を開く ・『何もかも憂鬱な夜に』 夜を乗り越える あとがき 又吉直樹さんの、新書としては初のエッセイ集です。 少年期のことから、自著に込めた想い、本を読む理由、小説や読書の魅力、文学作品を通しての人間考察など、いかにして本とともにさまざまな夜を乗り越えてきたかが丁寧に綴られています。 楽しい時はもちろん つまらない時でも そっと測っていたよ 自分と世間との微妙な距離を これ、私が大好きなフラワーカンパニーズの『靴下』という曲の歌い出しなのですが、この曲を初めて聴いたその瞬間「なんこれ、私やん」と思いました。 ありませんか、そんな曲。 そして、又吉さんの言葉に触れると、いつもなんとなくこの曲が浮かんでくるのです。 又吉さんが世間と微妙な距離を測っているかどうかはわかりませんし、もちろん私と又吉さんが似ていると言っているわけでもなくて、でもこの曲が浮かぶのはたぶん『靴下』と又吉さんの佇まいが似てる、と感じるからだと思います。などと勝手に思っているわけですが、この本の冒頭の「父の言葉が人生を決めた」を読み、あながち間違ってないのでは、とまた勝手に思いを強めた次第です。 『夜を乗り越える』、この本にこの上なくぴったりなタイトルだと思います。 乗り越えれんてー、やばいてー、と日頃思いがちなかたに、どうか届いてほしいです。 蛇足の駄文ついでにまたどうでもいいことを書きますが、以前勤めていた会社の忘年会での話なんですけれど、当時又吉さんの『火花』がなにかと話題になっている頃で、上司が「この中で『火花』読んだ人~?」と訊いたんです。で、手を挙げたのが社内で浮いていた私だけで、さわーーと妙な空気になり、「・・・へぇ~」という薄い反応だけで会話が即終了したことがありました。たぶんほかの人物が手を挙げていればきっとあの会話ももっと盛り上がっていたことでしょう。そんなことを未だに思い出す夜があります。 ありませんか、そんな夜。 文学があって、本当によかった。 【発行】小学館 【発行年】2016年 [この商品は、2016年6月 第2刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】270p 【高さ】18cm 【NDC分類】914.6 ◆◇◆状 態◆◇◆ 特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『しあわせる力 禅的幸福論』 著:玄侑 宗久
¥250
玄侑宗久さんの著書『しあわせる力 禅的幸福論』です。 新書版です。 [目次] はじめに 第一章 日本人本来のしあわせ観とは ・「しあわせ」はいつから「幸福」になったのか ・機心の発生 ・和語としての「しあわせ」の意味 ・人間関係力がしあわせを作る ・横並びの「基本ソフト」 ・日本の宗教改革者、法然 ・民衆化した仏教と、神仏習合 ・逞しい戦国武将たちの仏教利用法 ・日本人のDNAに刻まれた"いいとこ取り"精神 第二章 システム化によって失われゆく日本人らしさ ・シルバーシートが奪ったもの ・システム化するということは心が死ぬこと ・ラオスの会議にはレジュメがない ・外国からの直輸入システムの問題 ・スタンダードのなかった日本 ・恐るべき均一化の波 第三章 なぜ日本人はしあわせと思えないのか ・「私」を結びすぎた「個性」 ・「私」ができる、「汚い」も生まれる ・記憶も概念つきで結んでしまうもの ・目標を立てることは未来を結ぶこと ・インフォームド・コンセントという名の「呪い」 ・「予定病」を治し、無聊を楽しむ ・結んでほどく、神と仏 ・むすんでひらいて ・『君が代』と「こんにちは」 第四章 禅が考えるしあわせ ・仏教が開発した「私」をほどくための方法 ・言葉で説明しない東洋の宗教 ・因果で考えるとしあわせは遠のく ・記憶という人間の業 ・時間と自己の発生 ・「私」という物語 ・予断に結ばれた「私」 ・時間のないところに「私」はいない ・鏡の功徳 ・「仏祖乞命」。仏も命乞いするほどの心の活発さ ・結んでひらく「自由」 ・「無縁の慈悲」と「無心」が日本人の心根 ・三昧になって遊ぶ ・無心になれないなら、人のいいところを探す ・西洋にも出てきた相対論 第五章 息苦しいいまを生きるために ・七癖が転じた七福神 ・七福神という集団がしあわせを作る ・しあわせは自分を信じることから ・矛盾があったほうが心は活発になる ・純潔より混血 ・「結び」がほどけなくなって自殺する人々 ・再び『むすんでひらいて』のこと ・素晴らしい「結び」も・・・・・・ おひらき 小説家で臨済宗の僧侶でもある玄侑宗久さんが考える、禅の教えをもとにした幸福論です。 「しあわせ」というものについて、和語として「しあわせ」という言葉が使われはじめた成り立ちを基に紐解いたり、西洋的なしあわせの概念との違いを比べてみたり、仏教や神道が日本に根付いていった歴史から幸福観を考えたてみたり、子どもたちが歌う童謡『むすんでひらいて』を聴いているうちにふと感じたことなど、玄侑さんの僧侶としての知識や経験、時にひらめきをまじえながら、現代社会で生きる人たちが抱えがちな息苦しさの原因と、そこから脱却するための手がかりを探っています。 書籍化にあたり大幅に加筆されているようですが、もともとは玄侑さんが行った講話がもとになっているそうで、専門的な難しいお話というよりは、お坊さんが一般の人にもわかりやすく工夫して語り聞かせてくれているような、親しみやすい内容になっています。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】角川SSコミュニケーションズ 【発行年】2010年 [この商品は、2010年8月 第3刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】194p 【高さ】18cm 【NDC分類】188.84 ◆◇◆状 態◆◇◆ 天にシミが少しあります。 (画像 11枚目をご参照ください) 古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。
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『ロックと共に年をとる』 著:西田 浩
¥300
西田浩さんの著書『ロックと共に年をとる』です。 新書版です。 [目次] プロローグ ロックは若き日の熱病か 第1章 引き際はいつか ・「九〇歳でも歌うよ」とポールは言った ・ビリー・ジョエルの迷い ・二十七歳厄年説 ・再結成は「遠い将来」と語ったジョージ 第2章 転落のあとに復活がくる ・ポール・アンカ、「マイ・ウェイ」を語る ・新旧交代の波 ・サンタナの復活を支えたもの ・慎しみ深い好演ジェフ・ベック ・スティーリー・ダンの背伸び 第3章 解散と再結成のロジック ・解散は寂しい ・スティングの言い分、コープランドの言い分 ・ミスター・ビッグの不思議 ・ポール・ウェラーの嗅覚 ・死と解散 ・成功の落とし穴 ・再結成のロジック ・「ピートの声でありたい」ダルトリー ・ディープ・パープルの二者択一 第4章 プログレの底無し沼に溺れて ・プログレ底無し沼にはまって ・プログレ天国ニッポン ・ロバート・フィリップの不機嫌 ・ジョン・ウェットンのリベンジ ・天上から下界に降りてきたイエス ・キース・エマーソンの「もし」 第5章 インタビューの裏側 ・音楽担当記者の仕事 ・いかにインタビューは成立するか ・ロックスターと役者の違い ・インタビューは予定調和か ・マライア・キャリーがこぼした本音 ・ジョナサン・デイヴィスは戻って来なかった 第6章 怪人たちの思考 ・奇人相手は緊張する ・やっぱりお茶目なオジー・オズボーン ・確信犯としてのマリリン・マンソン ・トレント・レズナーの覚醒 ・異端の系譜を考える 第7章 ロック・ファン年長組の密かな楽しみ ・なぜ人はロックから脱落するのか ・エアロスミスの浮き沈み ・変わりようも楽しい ・ニール・ヤングは大いに語った、が・・・・・・ ・今こそライブに行こう ・クラプトンはあちこちに出てくる ・ボン・ジョヴィに不明を恥じる ・大人もフェスに行こう ・フェスならではの出会い エピローグ ロックは伝統音楽になるのか 新聞社でポピュラー音楽を担当し数多くの大物アーティストを取材されてきた西田浩さんによる洋楽ロック論です。 かつては若者のものと思われていたロックも誕生から半世紀が過ぎ、鳴らす側も聴く側も年を重ねました。そしてそれはこれからも続いていきます。 ロックが半世紀の年輪を刻んだというのはどういうことなのか、また、生きる伝説やベテランたちはそれぞれのキャリアや人生をどのように捉えているのか、西田さん自身がおこなった過去の取材で彼らが語った言葉をもとに考察されています。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】新潮社 【発行年】2010年 [この商品は、2010年10月発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】191p 【高さ】18cm 【NDC分類】764.7 ◆◇◆状 態◆◇◆ 特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『孤独の価値』 著:森 博嗣
¥300
小説家・森博嗣さんの著書『孤独の価値』です。 新書版です。 [目次] まえがき ・隠遁か孤独か ・世捨て人かも ・自分の思いどおりに ・孤独は酷いものなのか ・孤独って何だろう? 第1章 何故孤独は寂しいのか ・孤独とは何か ・孤独を感じる条件 ・何故寂しいと感じるのか ・寂しさの条件 ・失われたものは何か ・何故、そこまで悪く考えるのか ・自分を認めてほしい ・良い子になろうとする反動 ・孤独を作るのは自分 ・苛めの基本は仲間意識 ・自分を認めてもらう手段 ・良い子にもいろいろある ・酒飲みの孤独 ・虚構喪失の孤独 第2章 何故寂しいといけないのか ・寂しさという感覚 ・孤独を怖れる理由 ・寂しさの価値 ・植えつけられた不安 ・ステレオタイプの虚構 ・楽しさのための準備 ・サインカーブで考えてみる ・感情に影響するのは変化率 ・基本にあるのは生と死 ・自分を自由にするのためには ・考えないことが寂しい ・虚構が作る強迫観念 ・子供向けの無責任な綺麗事 ・若者向けの綺麗事も同じ ・感動が売り物になった時代 第3章 人間には孤独が必要である ・個人でも生きやすくなった ・僕はほとんど人に会わない ・個人主義に対する拒否反応 ・個人主義は平和の上にある ・マイナでも生きていける社会 ・ハングリィ精神 ・恐孤独派か、愛孤独派か ・一人の発想からすべてが生まれる ・孤独が生産するもの ・学校という集団 ・学校って本当に楽しいか? ・明るい家庭という幻想 ・ブランコを漕ごう ・愛情の中にこそ孤独がある ・孤独を美に変換する方法 ・孤独を目指すダイエットを 第4章 孤独から生まれる美意識 ・人間の仕事の変化 ・わびさびの文化 ・美を見つける意識 ・成熟と洗練から生まれる美 ・肉体から精神へ ・集いつながることの虚 ・孤独の価値、苦悩の価値 第5章 孤独を受け入れる方法 ・詩を作ってみよう ・逃げ道を探す ・孤独は贅沢? ・研究してみよう ・無駄なことをしよう ・人間だけが到達する境地 ・孤独とは自由の獲得である ・絆に縛られた現代人 ・無意識に孤独を求めている ・自由を思い描こう あとがき ・豊かさの中で ・みんながゆっくり大人になる ・人間が多すぎる ・良質な孤独 ・孤独の試行 ・孤独だと優しくなれる ・最後に・・・ 小説家、そして工学博士でもある森博嗣さんが孤独について掘り下げた1冊です 理系・森先生が分析する孤独、サインカーブのお話なんか独特でためになりました。 偉い人たちから市井の人たちまで、いったいこれまでどれくらいの人が孤独について考察してきたのかと想像すると、そりゃあもうすごい数や時間だろうと思います。 なのに、まだまだあらゆる方向から掘り下げられる余地がありそうなのですごいです。人それぞれだからでしょうね。ってこれ言っちゃうと話終わっちゃいますが。 自分の話をすれば、結構孤独を抱えてきた方だと思うので、実感としてやっぱりつらいなぁと感じる場面も少なくなく、なので、孤独ってやつをやたら賛美したり持ち上げたりする気にはなれませんが、かといってそれらを払拭すべく自ら力強く動くという気にもなれず・・・要するに孤独との付き合い方が中途半端ってことなんでしょうけれど、そういう矛盾人間にも本とか物語というのはだいたいいつもやさしいな、とは思っています。 孤独ちゃん、あんた深いし手強いね。 これからもよろしく。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】幻冬舎 【発行年】2014年 [この商品は、2014年11月 第1刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】182p 【高さ】18cm 【NDC分類】914.6 ◆◇◆状 態◆◇◆ 帯のカドにスレがあります。 (画像 8枚目をご参照ください) 本体は特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『百歳の力』 著:篠田 桃紅
¥350
美術家・篠田桃紅さんの自伝『百歳の力』です。 新書版です。 [目次] はじめに 第一話 常識の世界に生きなかったから、長生きできた ・つくることは続けること ・一流の仕事とは ・なんの制約もない世界 ・無理はしない ・ほんとうの自由 ・人と人との間に ・つねに正直でいること ・常識の世界は退屈 ・主観的に幸福であるか ・自然な生き方こそ上等 ・一人で生きていく決算 第二話 苦労なんかしてないわね。したいこと、してるだけ ・運命が多様に分かれた時代 ・性格が運命をつくる ・なんのために結婚するのか ・くじびきみたいな結婚から逃れるために ・売れ残りの代表 ・他人に従って生きる恐さ ・自分に依って生きる ・ほんとうのことが言えない時代 ・私がいいと思うものはみんなとちがう ・人間の価値は複雑 ・運命の不思議さ ・人と異なるものを持つ 第三話 人間としてやることはもう全部やっちゃたみたい ・食べるための毎日 ・生死の境に直面 ・出会いによって救われた命 ・人生なにがよかったかなんてわからない ・美意識のはじまり ・「根無し草」と言われて 第四話 人生というものをトシで決めたことはない ・無限の世界へ出る ・四十三歳で渡米 ・トシを規準にしない ・初めて尽くしの人生 ・私を救ってくれたもの ・試練に堪えて腕を磨く ・お金もコネも通用しない ・アメリカでの出会い ・水墨という独創性 ・自由な視点を持ち続ける 第五話 "美"とは、相反する両極を持つこと。そこに一切がある ・思いどおりにいかないからおもしろい ・手なずけられないものに惹かれる ・両極の美 ・富士山との縁 ・山中湖の思い出 ・二つとないから「不二」 ・富士山にはすべてある 第六話 人生の予測は立てられない。すべてなりゆきまかせ ・生きる源 ・変わっているから世の中活気づく ・縁があるから結びつく ・自分の感性を広げる ・類のない珍種 ・作品がつくれなくなったら終わり ・年をとった自分をうまく生かす ・心をかたちにする ・私が消えても作品は残る おわりに 多くの女性が女学校卒業後に結婚する時代に独身を貫き、戦後まだ海外へ行く人がほとんどいない時期に単身ニューヨークへ渡り個展を開くなど、常に前例のない道を歩み、100歳を過ぎた現在も第一線で活躍する美術家・篠田桃紅さんの自伝です。 年齢や常識にとらわれることなく自分を生きる秘訣がたっぷりと語られています。 (ご自身で書かれたというよりは語りで構成されている印象を受ける文体です。) 追記:2021年3月、惜しまれながら107歳でご逝去されました。 かっこいいし、強いです。桃紅先生。 人と人は当然に持っているあらゆるものが違うので、励まされたり、参考にしたり、真似したり、そういうことが何にでも簡単にできたり直結するわけではないけれど、いろいろなかたがたが生きてこられた道や考えられてきたこと、感じてきたことを教えてもらえるというのはとてもありがたく、そこからまた自分も考えたり感じたり、それらはいつのまにか自分の一部になっているという、これって本や読書の良さだなとあらためて思いました。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】集英社 【発行年】2014年 [この商品は、2015年6月 第5刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】185p 【高さ】18cm 【NDC分類】728.216 ◆◇◆状 態◆◇◆ 帯の端に折れがあります。 (画像 9枚目をご参照ください) 本体には特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『ロックの歴史』 著:中山 康樹
¥300
中山康樹さんの著書『ロックの歴史』です。 新書版です。 [目次] はじめに 第一章 イギリス・ロック史とアメリカ ・四十四年後の《ヘイ・ジュード》 ・紳士の国のジャズ文化 ・イギリスの音楽的鎖国 ・音楽をもたない世代の音楽 第二章 エルヴィス・プレスリーの限界 ・ハッピー・クリスマス(戦争は終わった) ・おまけの人生 ・消費されるエルヴィス ・橋渡しとしてのスキッフル・ブーム ・すべてはクリフ・リチャード&シャドウズから始まった ・真っ赤なストラトキャスター 第三章 ビートルズが生まれた瞬間 ・コオロギとカブトムシ ・ヒトラーとロックンロール ・伝説のハンブルグ・セッション 第四章 「黒いブルース」から「白いロック」へ ・一九六一年、ハンブルグの青春 ・恋人は海の彼方に ・ブルースの発見 ・「ハーモニカ、それともハープ?」 第五章 「世界の音楽・言語」としてのロック ・イギリスの不運とジレンマ ・メイド・イン・イングランド ・モッズの時代 第六章 なぜリヴァプールだったのか ・ロンドンにはなかったもの ・「ないレコードはありません」 ・マージ―河の氾濫 ・主張するロンドン 第七章 ローリング・ストーンズ登場 ・ロンドンの流儀 ・リズム&ブルース・フロム・ザ・マーキー ・忘れられたギター・ヒーロー ・ルーツの発見と出発 ・スローハンド伝説の始まり 第八章 ロックと天才ギタリストたち ・エリック・クラプトンと「ブルースもどき」 ・ブリティッシュ・ロックの第一歩 ・ヤードバーズの意味 ・やがて訪れる季節のなかへ 第九章 「アルバムの時代」の夜明け ・十三センチの落とし穴 ・「ラバー・ソウル以前」と「以後」 ・イギリス化するアメリカ ・アメリカの回答 第十章 ジミ・ヘンドリックスの衝撃 ・ブリティッシュ・ロックの曲がり角 ・台風前夜 ・「うわー!なんだこれは?」 ・アメリカの逆襲 ・トゥモロー・ネヴァー・ノウズ 第十一章 『サージェント・ペパーズ』と一九六七年 ・マネージャーの憂鬱 ・時代の音楽 ・ポールの助言 ・ヘンドリックスの恩返し ・モンタレーの奇跡 第十二章 架け橋としてのウッドストック ・もっと言葉を! ・ウッドストックにようこそ ・アーカンソーからの旅 ・「君は僕のために、僕は君のために」 ・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク 第十三章 ボブ・ディランの揺さぶり ・「このクソは何だ?」 ・ボブディランの頭のなか ・レッド・ツェッペリンの意味 ・ウッドストックから脱出せよ ・越境の舞台 第十四章 「統合」と「分化」の時代へ ・統合の時代 ・レオン・ラッセルという触媒 ・白人であることの罰 ・狂犬の群れ ・ア・ソング・フォー・ユー ・激しい雨が降る 第十五章 ロックが帰っていく場所 ・洋楽受容と地域性 ・断層からの出発 ・ロックの歴史化 ・未来のロック ・ロックの国の住人たち おわりに 主な参考・引用文献一覧 音楽誌『スイングジャーナル』編集長を経て音楽評論家として活躍された中山康樹さんが、独自の目線で「いかにしてロックが生まれたか」を解き明かしていく1冊です。 こういった本を読むといかに自分が音楽について知識がゼロか、無知かということを思い知らされます。ロックの歴史なんてなんにも知らないで「ロックが好きです」などと言っています、私。そこがコンプレックスだったりもしますが、そもそも脳の構造がオソマツなので知識を蓄えたいという願望はあれどいろいろが伴わず結局無知は無知のままです。 しかし、己の無知っぷりを知るこということ、これもまた読書がもたらしてくれる大事なものですよね、ということでひとつ。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】講談社 【発行年】2014年 [この商品は、2014年6月 初版のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】254p 【高さ】18cm 【NDC分類】764.7 ◆◇◆状 態◆◇◆ 特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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『一億総ツッコミ時代』 著:槙田 雄司
¥300
槙田雄司さんの著書『一億総ツッコミ時代』です。 新書版です。 [目次] はじめに ・「嚙む」だけで指摘される閉塞感 ・一億総ツッコミ時代を生き抜くには ・メタな生き方からベタな生き方へ 序章 バラエティ番組化した日本 ・職場にも会話にも宴会にも入り込む「バラエティ臭」 ・お笑いの価値がストップ高 ・「面白い人でいたい」病 ・「お笑い」に縛られてつまらなくなっている ・マスコミ志向と「手軽なツッコミ」 第1章「ツッコミ高ボケ低」の気圧配置が生む閉塞感 ・他を評価する人=「ツッコミ」が多すぎる ・ツッコミは簡単に使えるコミュニケーションツール ・額縁を当てて、なんでも意味づけしたがる人々 ・「嚙む」ことはそんなにダメなことか ・ツッコミは他罰的 ・マスコミの尻馬に乗って安易な魔女狩り ・ツッコミは振り回すと危ない重い剣 ・「一億総ツッコミ時代」はいかにして生まれたか ・息苦しさを生む笑いの構造 ・「ありえへん」という言葉の恐ろしさ ・「テロップ文化」がツッコミを加速させた ・他罰的なコミュニケーションは疲れる ・西洋文化はツッコミ文化 第2章 ツッコミが支配した空気にどう対処すべきか ・ツッコミ攻撃にはボケ返して「魂の浄化」を ・ネットで批判されたときの対処法 ・高まる「ボケ」の需要 ・ボケは怖くない ・「自我ダイエット」のススメ ・「管理の甘い自分」を許そう ・「涙腺プレイ」で息苦しさから解き放たれよう ・感動大量消費社会と3つの層 ・精神的に一番つらい「浮動層」 ・メタ的なのに情報に振り回される浮動層 ・踊らされていることを自覚せよ ・情報強者たちの差異化ゲーム 第3章 現代社会はボケ不足 ・「夢中」になっている人の遠心力 ・御輿に乗るか、乗っている人を写メするか ・自分マニアになる ・「あなたのカメラ」はどちらを向いていますか ・ヤンキーとツッコミ ・整理整頓された人々 ・「まとまりのない人」じゃダメな世の中 ・AKBやももクロなどの「無垢なもの」が見たいという欲求 ・「脇の甘い人」ほど面白い ・前田敦子のナチュラルボーンさ ・オリンピックという大いなる「ボケ」 ・ボケに意味はない ・ボケとベタを取り戻そう 第4章 メタでソーシャルなセルフブランディングに疲れた人々 ・ソーシャルメディア時代とメタ疲れ ・自意識過剰と息苦しさ ・メディアに合わせて人格を変える ・「好き/嫌い」を表明しよう ・あえてツッコまれる発言をする ・「パーテーション文化」の中で生きる日本人 ・自らレッテルを貼ってパーテーションから出てこない人たち ・「自分」は常に未完成 ・ノーリスク・ローリターンを求める現代人 ・傷つかないようそもそも深く関わらない 第5章 民主主義より資本主義より「面白さ至上主義」 ・真っ赤なスポーツカーはベタだけど「強い」 ・ベタイベントから逃げない ・理不尽に向き合おう ・「仕方がない」という考え方 ・思い通りになりすぎると、ちょっとしたことでイライラしてしまう ・「プチインド」としての子育て ・人間とはしょうがないもの ・自分を笑う能力を身につけよ ・コンプレックスはボケに転じてネタにせよ ・「面白いこと」至上主義 ・真の面白さはツッコミからは生まれない ・結婚・恋愛はボケ案件 ・季節の行事を大切にする ・「面白いこと」を探しに行こう おわりに 槙田雄司さん、芸名のマキタスポーツさんの方がお名前として世に浸透していると思いますが、芸人としての活動にとどまらず、ミュージシャン、コラムニスト、俳優と幅広く活躍されています。 一般人までがあらゆる場面でプチ評論家、プチマスコミ化し、今日も誰かが誰かを批評し、攻撃している・・・。そんな、ツッコミ過多で息苦しさ満載になっちゃった現代ニッポンに向けた槙田さんからの提言が詰まった1冊です。 ★重要★ 配送方法について スマートレターを選択された場合、追跡サービス対応無し・土日祝日の配達は無しとなります。ご了承の上、選択お願いいたします。 【発行】星海社 【発行年】2012年 [この商品は、2013年2月 第三刷発行のものです] 【サイズ】新書判 【ページ数】187p 【高さ】18cm 【NDC分類】361.4 ◆◇◆状 態◆◇◆ 特に目立つキズ等はありません。 古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。