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『アンパンマンの遺書』 著:やなせ たかし

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やなせたかしさんの著書『アンパンマンの遺書』です。
単行本(ハードカバー)です。

[目次]
はじめに

起の巻 アンパンマン以前史
・故郷の空
・貧乏坊ちゃん
・数学駄目人間
・制服は背広
・銀座学校
・卒業はしたけれど
・地獄の軟弱マン
・空白地帯
・国破れて
・焦土から
・ハンドバッグと西瓜

承の巻 アンパンマン創成期
・ツッパリ社員
・三越の包装紙
・レモン画翠成功譚
・無名時代は続く
・ストライキもあります
・潜在失業者のように
・漫画学校の先生
・超天才手塚治虫
・谷内六郎の衝撃
・永六輔の来訪
・宮城まり子
・焦土のひまわり
・ハローCQ
・最初の詩集
・ミスター・ボオ
・やさしいライオン
・運命の電話

転の巻 アンパンマン盛期
・三つの出発点
 『詩とメルヘン』の創刊
 漫画家と絵本の会
 アンパンマン絵本の誕生
・幼児という批評家
・バッハとつきあう
・おむすびまんとエルジェ
・カミさんとぼく
・アンパンマンの始動と昭和の終り

結の巻 アンパンマン未来期
・平成の夜明けと奇跡の出発
・アンパンマンの勲章
・鎮魂
・墓標
・四コマ目のオチ


漫画家で絵本作家で詩人、そして世代を超えて大人気のアンパンマンの生みの親としても広く知られるやなせたかしさんの自叙伝です。

長年連れ添われた奥様を亡くされ、死を身近なものと感じるようになったというやなせさんが1994年、70代半ばだった頃に、人生における晩年の旅の準備、アンパンマンを通して世に公開する遺書のような気持ちで人生を振り返りながら書かれたという1冊です。

子どもの頃のことや学生時代のこと、戦争のこと、会社勤めの頃のこと、長く続いた無名時代のこと、アンパンマン誕生からアンパンマンが国民的な人気を博してからのこと、奥様や手塚治虫さん、永六輔さんなどやなせさんの人生を彩った様々な人たちとの思い出など、いろいろなことが綴られています。



「高知県香美郡香北町所在村で、ぼくは生まれた。」
という書き出しの一文を読んだだけで、高知県民の私は妙に心がぎゅーんとします。
2013年にやなせさんが亡くなられてだいぶ時が過ぎましたが、訃報を聞いた時に感じた喪失感や寂しさは今もぼんやりと続いています。
ところで、高知県内をはじめ、いろいろな施設や取り組み等のキャラクターデザインも担当されていたやなせさんですが、あらためて調べてみたらキャラクターたちのネーミングがほぼほぼド直球で笑えます。例えば、高知のローカル線・ごめんなはり線の始発駅である後免駅のキャラ名は「ごめんえきおくん」、終点の奈半利駅のキャラ名は「なはりこちゃん」。高知県安芸市・釜あげちりめん丼楽会のキャラ名は「ちりめんドンちゃん」。ミレービスケットのキャラ名は「ミレーちゃん」。
やっつけか。
こういうところも、なんか好きです。


【発行】岩波書店
【発行年】1995年
[この商品は、2002年9月 第3刷のものです]
【サイズ】B6判
【ページ数】242p
【高さ】20cm
【NDC分類】726.1

◆◇◆状 態◆◇◆
1ページのみ左側下部隅に折れがあります。
(画像 13枚目をご参照ください)
古本ですので、その他多少の使用感や経年相応の劣化等についてもご容赦お願いいたします。

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