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作家・津村記久子さんの小説『ワーカーズ・ダイジェスト』です。
文庫版です。
[目次]
ワーカーズ・ダイジェスト
オノウエさんの不在
鑑賞 益田ミリ
中編小説が2編おさめられています。
1編目・表題作「ワーカーズ・ダイジェスト」。
大阪でデザイン事務所に勤務する一方、副業としてライティングの仕事もしている佐藤奈加子はある日、上司の代理として向かうことになった打ち合わせ先で、東京の建設会社に勤務する佐藤重信と出会います。偶然同じ「佐藤」という名字だった二人は、話をしているうちに生年月日も同じで、二人とも翌月の4日に32歳になるということを知ります。それから二人は、日常のふとした折にお互いのことを思い出すようになります。
2編目「オノウエさんの不在」。
土木建築関係の会社に勤務するサカマキには、新採当初に仕事を教えてもらって以来自身の仕事の模範となっているオノウエさんという尊敬する先輩がいました。ところがある日、サカマキは同僚から、現在は隣県の支所に勤務しているオノウエさんが仕事の現場から外されて干されており、最近では仕事そのものも休みがちになっている、という話を聞きます。
2編とも、お勤め人として働く人たちの姿が描かれています。
巻末には益田ミリさんの4コマ漫画も収載されています。
とにもかくにも今はもう仕事のことなんか1ミクロンも考えたくない、読書しているあいだくらい仕事のことなんか忘却の彼方へ放り投げてしまいたい、といった心境で読むご本をお探しのかたがおられましたら、こちらの作品については少し注意が必要かもしれません。とめちゃくちゃ余計な注釈をしたくなってしまうくらい、津村さんの描く物語の「仕事をするということ」への目線は、いつも身に詰まされるものがあります。個人的にですが。個人的に。
私も雇われ人だった時代、もう少し津村さんの作品群に出てくる人物たちのような立ち振る舞い、じゃないな、あえての立ち振る舞わなさ、とでもいいましょうか、ができれば、少しは、マシな、お仕事人生を、送ることが、でき、た、の、かな、、、、、、?
やばい、心の古傷のカサブタを自ら派手に引きちぎってしまった。
楽しいこと考えよう楽しいこと。
今度大阪に旅行に行ったら、サンマルコのカレーが食べたいです。
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【発行】集英社
【発行年】2014年
[この商品は、2014年6月30日 第1刷発行のものです]
【サイズ】文庫判
【ページ数】217p
【高さ】15cm
【分類】913.6
◆◇◆状 態◆◇◆
特に目立つキズ等はありません。
古本ですので、多少の使用感や経年相応の劣化等についてはご容赦お願いいたします。
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